読書ノート -- 気候に関する本

読書ノート -- 気候に関する本

これには、自然科学として気候を扱ったもの、 気候と人間の関係に関するもの、 環境問題としての地球温暖化を含む気候変化の問題を扱ったものなどを含みます。 本自体は必ずしも気候を主題とするものでなくても、 わたしがノートを気候の話題にしぼって書いた場合、 この分類に含めていることがあります。

[読書メモのブログ]への リンクをつけましたが、不完全で、まだだいぶ修正・ならべかえをする予定です。

「気候」と「科学論・科学史・科学入門書」の両方にあてはまるものは [別ページ]に移しました。

気候に関する教材とみなした本は [別ページ]で紹介しています。

IPCC(気候変動に関する政府間パネル)報告書の書誌情報は [別ページ]にまとめました。 個別の読書ノートからは省略することがあります。

人間社会が地球温暖化をどうとらえるかに関する幅広い議論の本と、 地球温暖化への懐疑論・否定論およびそれに対する反論、地球温暖化脅威論の本は、 [気候と科学論の両方にかかわるもののページ]に移しました。 [2017-11-21改訂] 地球温暖化への懐疑論・否定論、脅威論の本も移しました。

気候のしくみ、産業革命以前の気候変化

• 氷から気候の歴史を読む
  • Richard B. ALLEY [アレイ] (2000): The Two-Mile Time Machine [氷に刻まれた地球11万年の記憶];
    Paul Andrew MAYEWSKI & Frank WHITE (2002): The Ice Chronicle (2004. 8)
  • Mark BOWEN (2005): Thin Ice (2006. 4)
  • COX (2005) [下を参照]
• 突然の気候変化
  • John D. COX [コックス] (2005): Climate Crash [異常気象の正体] (2006. 4)
  • National Research Council (2002): Abrupt Climate Change (2006. 9)
• チェンジング・ブルー -- 気候変動の謎に迫る
  大河内 直彦 (2008): チェンジング・ブルー (2009. 11)
• 農耕・疫病・石油 -- 人類は気候を左右してきた
  William F. RUDDIMAN [ラディマン] (2005): Plows, Plagues & Petroleum (2006. 1)
• 凍った地球; 地球環境46億年の大変動史
  田近 英一 (2009a): 凍った地球; (2009b): 地球環境46億年の大変動史 (2009. 6)
• ガイアのからだ (地球システム論)
  Tyler VOLK (1998): Gaia's Body (2003. 6)

自然の気候変動と生態系・社会への影響

• イワシと気候変動
  川崎 健(つよし) (2009): イワシと気候変動 (2009. 12)

地球温暖化(総論)

• 地球温暖化の科学への入門
  David ARCHER (2007): Global Warming: Understanding the Forecast (2007. 2)
• 不都合な真実
  [DVD] Davis GUGGENHEIM 監督, Al GORE [ゴア] 主演 (2006 / 2007): An Inconvenient Truth (2007. 11)
• 気候変化への道案内
  Robert HENSON (2006): The Rough Guide to Climate Change (2007. 10)
• 地球温暖化総論
  John HOUGHTON [ホートン] (第3版 2004, 第4版 2009): Global Warming: The Complete Briefing (2005. 2; 2009. 9)
• 一冊でわかる(?) 地球温暖化
  Mark MASLIN (初版 2004, 第2版 2008, 第3版 2014): (初版, 第2版)Global Warming; (第3版) Climate Change (A Very Short Introduction) (2006. 3; 2008. 12, 2014. 12) [第3版の読書メモ]
• Mark MASLIN (2013): Climate (A Very Short Introduction); [日本語版] 森島 済ほか訳 (2016) 気候 [英語版読書メモ] (2013. 8) [日本語版読書メモ] (2016. 7)
• 気候変化--強まりつつある温暖化
  A. Barrie PITTOCK (初版 2005, 第2版 2009): Climate Change (2006. 3; 2009. 9)
• 鬼頭 昭雄 (2015): 異常気象と地球温暖化 [読書メモ] (2015. 3)
• 鬼頭 昭雄 (2013): 気候は変えられるか [読書メモ] (2013. 11)
• 江守 正多 (2013): 異常気象と人類の選択 [読書メモ] (2013. 9)
• 河宮 未知生 監修、今井 明子 著、ジーグレイプ 編集 (2016): 異常気象と温暖化がわかる [読書メモ] (2016. 7)
• 甲斐 憲次 編著 (2012): 二つの温暖化 -- 地球温暖化とヒートアイランド [読書メモ] (2013. 7)
• Andrew E. DESSLER (2011): Introduction to Modern Climate Change [読書メモ] (2011. 12)

地球温暖化(科学的研究、生態系・社会への影響)

• 氷はとけ続ける -- 人間活動の気候への影響は十万年先まで続く
  David ARCHER (2009): Long Thaw (2009. 4)
• 温暖化の予測型シミュレーション
  • [副] 江守 正多 (2008): 地球温暖化の予測は「正しい」か? (2008. 12)
  • [副] NHK「気候大異変」取材班 + 江守 正多 (2006): 気候大異変 (2007. 6)
• 江守 正多ほか (2012): 地球温暖化はどれくらい「怖い」か? [読書メモ] (2012. 4)
• 地球温暖化の現場をゆく
  • Elizabeth KOLBERT [コルバート] (2006): Field Notes from a Catastrophe [地球温暖化の現場から] (2006. 7)
  • Mark LYNAS (2004): High Tide (2005. 6)
• 氷が消えた世界
  Henry POLLACK (2009 / 2010): A World Without Ice [地球の「最期」を予測する] (2010. 11)
• 日本気象学会 地球環境問題委員会 (2014): 地球温暖化 -- そのメカニズムと不確実性 [読書メモ] (2014. 12)
• 中村 尚 (2015): 「日本の四季」がなくなる日 -- 連鎖する異常気象 [読書メモ] (2015. 10)

地球温暖化と生物

• 温暖化による生物圏の危機
  Thomas E. LOVEJOY & Lee HANNAH 編 (2005): Climate Change and Biodiversity (2007. 8)
• 沼田 英治 (2016): クマゼミから温暖化を考える [読書メモ] (2016. 11)

地球温暖化対策論(総論)

• 気候変化--対策論
  Melanie JARMAN (2007): Climate Change (Oxfam Small Guides to Big Issues) (2008. 10)
• CO₂削減はどこまで可能か
  茅 陽一 (監修) (2009): CO₂削減はどこまで可能か (2010. 5)
• 地球を冷[さ]ませ
  ジョージ・モンビオ [George MONBIOT] (2007): [原題] Heat (2007. 12)
• 熱い話
  Gabrielle WALKER & David KING (2008): The Hot Topic (2008. 7)
• 小西 雅子 (2016): 地球温暖化は解決できるのか [読書メモ] (2016. 10)
• 杉山 大志 (2012): 環境史から学ぶ地球温暖化 [読書メモ] (2013. 7)
• 杉山 大志 (2014): 地球温暖化とのつきあいかた [読書メモ] (2014. 11)
• 小宮山 宏 (2010): 低炭素社会 [読書メモ] (2011. 8)
• 小宮山 宏 (1995): 地球温暖化問題に答える [読書メモ] (2011. 12)
• 西岡 秀三 (2011): 低炭素社会のデザイン [読書メモ] (2011. 8)

地球温暖化対策論(意図的気候改変、温室効果気体回収隔離)

• 気候の変化を止めるには
  Robert KUNZIG [クンジグ] & Wallace S. BROECKER [ブロッカー] (2008): Fixing Climate [CO₂と温暖化の正体] (2008. 5)
• 温室効果ガス貯留・固定と社会システム
  住 明正、島田 荘平 編著 (2009): 温室効果ガス貯留・固定と社会システム (2009. 11)
• エヌ・ルーシン[RUSIN}、エリ・フリート[FLIT] (1971/1974): 地球を生かす気候改造 [読書メモ] (2011. 3)
• 杉山 昌広 (2011): 気候工学入門 [読書メモ] (2011. 6)
• Bjorn LOMBORG 編 (2010): Smart Solutions to Climate Change (Roger PIELKE Jr. による気候改変についてのコメントを含む) [読書メモ] (2011. 6)
• ブッカーズ 編 (2009): CO2の分離・回収と貯留・隔離技術 [読書メモ] (2011. 7)
• RITE (2006): CO2貯留テクノロジー [読書メモ] (2011. 7)
• [副] James Rodger FLEMING (2010): Fixing the Sky; (2012) 気象を操作したいと願った人間の歴史 [英語版読書メモ] (2011. 9); [日本語版読書メモ] (2012. 6)
• 地球温暖化の倫理
  Stephen M. GARDINER, Simon CANEY, Dale JAMIESON, Henry SHUE 編 (2010): Climate Ethics: Essential Readings [読書メモ] (2011. 10)
• 気候工学への倫理的観点 Clive HAMILTON (2013): Earthmasters -- The dawn of the age of climate engineering [読書メモ] (2013. 9)
• Climatic Change 121巻3号 (2013) 特集 Geoengineering Research and its Limitations [読書メモ] (2013. 11)
• David KEITH (2013): A Case for Climate Engineering [読書メモ] (2014. 2)
• 成層圏エーロゾル注入による気候制御への反対意見
  Mike HULME [ヒューム] (2014): Can science fix climate change? [読書メモ] (2014. 5)
• Tim LENTON & Naomi VAUGHAN 編 (2013): Geoengineering Responses to Climate Change [読書メモ] (2015. 2)
• National Research Council [USA] (2015): Climate Intervention (2冊) [読書メモ] (2015. 3)
• Jack STILGOE (2015): Experiment Earth: Responsible innovation in geoengineering [読書メモ] (2015. 11)
• 水谷 広 (2016): 気候を人工的に操作する -- 地球温暖化に挑むジオエンジニアリング [読書メモ] (2016. 2)
• Gernot WAGNER & M. L. WEITZMAN (2015): Climate Shock [気候変動クライシス] [読書メモ] (2016. 11)
• 『現代思想』 2015年9月号 特集「絶滅」[桑田 学による気候工学に関する評論を含む] [読書メモ] (2015. 12)

地球温暖化対策論(経済・政治・世論)

• 地球温暖化問題は解決できるか
  石見 徹 (2009): 地球温暖化問題は解決できるか (2010. 12)
• 頭を冷やせ
  Bjorn LOMBORG [ロンボルグ] (2007): Cool It [地球と一緒に頭も冷やせ] (2008. 8)
• (CO₂排出の)規模縮小と格差縮小
  Aubrey MEYER (2000): Contraction & Convergence (2007. 11)
• 地球温暖化と経済発展
  宇沢 弘文, 細田 裕子 編 (2009): 地球温暖化と経済発展 (2009. 11)
• William D. NORDHAUS [ノードハウス] (2013/2015): 気候カジノ [The Climate Casino] [読書メモ] (2015. 12)
• 長谷川 公一、品田 知美 編 (2016): 気候変動政策の社会学 -- 日本は変われるのか [読書メモ] (2016. 11)
• 関谷 直也, 瀬川 至朗 編著 (2015): メディアは環境問題をどう伝えてきたのか [読書メモ] (2015. 12)
• 瀬川 至朗 (2017): 科学報道の真相 [読書メモ] (2017. 1)