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Hartmann (1994) Global Physical Climatology目次に沿って

1. 気候システムへの手引き
   • 気候システム: 「この授業の対象領域」[気候システム論]
   • 気候: 「気象・気候・気候変化に関するいくつかの概念」[気候システム論]
   • 質量保存、エネルギー保存: 「地球環境を考えるうえで重要な物理法則」[気候システム論]
   • 静水圧のつりあいと大気の質量、湿度、地球上の水の存在量と循環量、大気の鉛直構造、ほか: 「地球の大気・水圏の質量」[気候システム論]
   • 雪氷圏 [気候システム論]
2. 全地球のエネルギー収支
   • 地球全体としてのエネルギーの出入り -- 太陽放射と地球放射 [気候システム論]
   • (補足) 『太陽定数』と地球の放射収支の観測 [慶応大「地球環境観測」補足]
3. 大気の放射伝達と気候
   • 地球の放射収支 [気候システム論]
   • 温室効果の基本 [気候システム論]
4. 地表面のエネルギー収支
   • 陸と海の地表面のエネルギー収支の季節変化 (Hartmann 4.9節に対応する東アジアの例) ... 「海陸の違いが原因となる気候の特徴」 [気候システム論]
   • 地上気温の年変化の振幅と位相 ... 「海陸の違いが原因となる気候の特徴」 [気候システム論]
5. 水循環
   • 水収支各項の南北(緯度)分布 ... 「大気と海洋の循環とそれによるエネルギー輸送」[気候システム論]
   • 陸水収支のバケツモデルとタンクモデル [気候・水文の数理モデル、首都大「数理地理学」教材]
   • 大陸の大河川流域の水収支各項の季節変化 (Hartmann 5.7節に対応するアジアの例) ... 「海陸の違いが原因となる気候の特徴」 [気候システム論]
   • 参考書追加: 榧根 勇, 1989: 水と気象。朝倉書店。 [読書ノート]
6. 大気の大循環と気候
   • 「大気と海洋の循環とそれによるエネルギー輸送」[気候システム論]
   • 「大気のエネルギー」 (増田, 2000) (アクセス制限あり)
   • 「0次元的にみた気候システム(大気・海・陸)のエネルギー収支とエントロピー収支」[気候システム論]
7. 海洋の大循環と気候
8. 地球の気候の歴史と進化
9. 気候の感度とフィードバック機構
10. 全球規模の気候のモデル
11. 自然の気候変化
12. 人為起源の気候変化

課題

• 課題1: 地球放射収支の集計・作図 (材料データの説明を含む)
• 課題2: 地表面エネルギー収支(全球平均) (材料データの説明を含む)
• 課題3: ぬれた地面とかわいた地面のエネルギー収支の比較
• 課題4: 緯度帯別の水蒸気収支と地表面エネルギー収支 (材料データの説明を含む)

補足

• 最近約50年間の地球のエネルギー貯留量変化(雪氷圏の変化を含む)についてわかっていること (慶応大「地球環境観測」補足ページ)
  • 地球放射収支からどのくらいのことがわかるか
  • エネルギー貯留量変化(雪氷圏の変化を含む)