７．結論

討論会は、次のような結論を出した。データマネジメントに関してはたくさんの領域 があり、個別のデータセンターの行動を必要としているものもあるが、コミュニティ 全体の利益のために、IWGによって調整された、協調した集団行動を必要としている ものもある。その全部ではないが多くのものについては、第 3、4節で詳しく述べた。 全国データ・情報システムを発展させるための討論会の提案と勧告は、 第6節に含まれている。

地球変化研究計画の中での需要にこたえるため、データマネジメントを向上させ、 正しく位置づけなければならない。そのために、次のような基本的な努力が必要で あると討論会は強調する。

• データ・情報のマネジメントのあらゆる側面で科学者コミュニティが直接参加 すること。特に、データセンターと同じところで科学者が働く体制をつくること。
• 地球変化やその他の研究のために、データを保持し、記述し、保存し、維持し、 そして活用すること。
• 次のような方法でデータへのアクセスを改善すること。
  • (a) マスター ディレクトリ （データ、データセンター、データセットに 関する情報へのアクセス
  • (b) CD-ROMなどによるデータ出版と配布
  • (c) データセンター内部・外部のデータマネジメントシステム（注文関係を 含む）の改善
• 現在と将来の観測システムやデータマネジメント手続きに関する、長期間の 全球規模のデータマネジメント能力と継続性。

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