41番の話題の続きです。
Richard Muller (ムラー)さんがひきいるBerkeley Earth Surface Temperatureプロジェクト http://berkeleyearth.org/の全球地上気温集計の結果のいくつかの部分が、論文原稿の形で次のところから公開されました。(査読を受けて学術雑誌論文になる前の段階のものです。)
http://berkeleyearth.org/resources.php
これに関していろいろな人がいろいろなことを言っているようです。
ひとまず、Skeptical Scienceというサイトの記事を紹介しておきます。 1850年以来の全球陸上平均結果の大筋はCRU、GISS、NCDCによる集計結果と 同様であり、全球規模の気温の傾向には都市気候の影響は無視できるという話です。
Berkeley Earth Surface Temperature Study: “The effect of urban heating on the global trends is nearly negligible”
Posted on 21 October 2011 by Andy S
http://www.skepticalscience.com/BEST-October-2011.html
The BEST Kind of Skepticism
Posted on 22 October 2011 by dana1981
http://www.skepticalscience.com/the-best-kind-of-skepticism.html
Planet3.0という新しいサイトには、このような科学的研究の成果発表は科学内で検討する価値のある話題ではあるが、人間社会の持続可能性という大きな問題にとってはニュースというほどのものではない(もっと大事なことがある)、というコメントがあります。
http://planet3.org/2011/10/22/best-of-times-worst-of-times/