英語圏に、Planet3.0 (http://planet3.org/)というウェブサイトができました。地球温暖化問題に関心のある人が中心になっていますが、課題はむしろ地球環境のうちで人間社会が持続可能でなくなっているので、それをなんとかしたいということです。(副題の「Beyond Sustainability」の意味はよくわかりませんが、おそらくこれまでの「持続可能性」の議論のされかたでは不充分だで、その先に行く必要があるということなのでしょう。) そのために、ひとつには、科学的情報を正確に伝えること、もうひとつには、対策に関する議論をイデオロギーのぶつけあいではなく論理的にできる場を持とうということをねらっています。「3.0」としたのは「Web 2.0」がはやった時期に、その次のメディアの形をめざしたいということがあったようです。(地球が第3惑星であることとかけているのだと思いますが。)
中心になっているのは、専門が計算機ソフトウェアと気候モデリングにわたるMichael Tobisさんです。おもに「Only in it for the Gold」という個人ブログで発言していました。(これはひねった表題で、お金がほしいならばこんな仕事をしているはずがない、と言いたいらしいのですが。) この個人ブログは過去の記事を含めて http://init.planet3.org/に引っ越しました。ただしこのごろTobisさんは planet3.org 本体のほうに記事をたくさん書いているので、個人ブログのほうはあまり更新されていません。