気象学のうち、地表面つまり地面や海面に近い部分、 言いかえれば大気境界層と呼ばれる部分(接地層も含む)についての教科書。 著者の主要な専門業績は、大気と陸や海との間のエネルギーや水の交換を、 必ずしも完全でない観測データに基づいて評価することであり、 本書はとくにそのようなことを自分でしたい人には役にたつ。
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この著者にはほかにも著書がある。 身近な気象の科学は、 著者の狭い意味の専門でないことも含めた気象学全般への入門講義の教科書。 そのほかは、本書よりもやや専門的な教科書。
また、著者の個人ウェブサイト の記事、とくに「研究の指針」と題されたページ群 http://www.asahi-net.or.jp/~rk7j-kndu/kenkyu/kenkyu00.html も参考になる。 本書初刷に対する正誤表もそこにある。