人為起源気候変化と意図的気候改変に関する認識の変遷

2015年1月24日、地学史研究会 http://www.geocities.jp/bhermes001/jahigeo5.html で発表した材料です。

要旨

1950年代ごろ、気候変化の見通しはまだよくわかっていなかったが、意図的に気候を制御しようとする構想を述べる人々はいた。 1970年代後半に温室効果強化による温暖化の見通しが有力となり、1988年にIPCCが発足した際には、対策は、温室効果気体排出削減と、適応とにしぼられた。 2011年にIPCCの検討課題に「ジオエンジニアリング」が加えられた。 これには、太陽光の反射をふやすことと二酸化炭素を大気から隔離することとを含む。 位置づけが変わった事情について、考察途上だが、現時点での展望を報告する。

報告文

発表のあとわたしが主催者に提出し『地質学史懇話会会報』にのった文章です。

発表内容の文章

発表内容を直後に書き出したものです。報告文と内容の重なりがあります。

プレゼンテーションファイル (暫定的に各ページを画像として収録)

[01]表紙

[02] [03]地球環境問題をシステム論的に考える

[04] [05] [06]気候はどのくらい変わりうるものかについての人々の認識

[07]20世紀なかばの意図的気候改変の考え

[08] [09] [10]「地球温暖化の発見」

[11]気候変動政策に科学者がかかわる国際的なしくみ

[12] [13]地球温暖化とその対策 (IPCCの主要な議論の枠組み)

[14]「気候工学」的対策の種類

[15]地球温暖化の対策の分類

[16] [17] [18]温暖化対策のうちでの意図的気候改変の位置づけの変遷

[19] [20]わたしは地球温暖化を・「気候工学」をどうとらえるか

参考文献リスト

質疑・討論メモ

(記録をとりませんでしたが、思い出せたことを書きました。)