温室効果気体濃度の時系列

• この図に示したデータの出典は 第5次評価報告書 (AR5) 第1部会報告 付録2 表A2.1.1a [ローマ数字を算用数字にかえた] IPCC_AR5_WG1_Annex2_Table_A2_1_1a.pdf
• その改訂版にあたる 第6次評価報告書 (AR6) 第1部会報告 付録3 表1a IPCC_AR6_WG1_Annex3_Table1a.pdf
• 地球温暖化に関するもののうちでは不確かさが小さい数量ではあるが、 たくさんの観測を総合して世界代表値をきめる際の不確かさがあり、3けためはあやしい。 IPCCでは、複数の機関の報告を参照して、まとめの時点での代表値を得る努力をしている。

変化の原因について

(知見のレビューがじゅうぶんできていないが、概説的に:)

• CO₂濃度の増加 ... 主要原因は化石燃料の燃焼。ほかに、土地利用変化 (森林、泥炭地、凍土などの減少)。
• CH₄濃度の増加 ... 原因の切り分けは不じゅうぶんだが、 人間活動の寄与 (化石燃料の漏れ出し、水田、牛、ダム湖の埋没有機物など) があるだろう。
• N₂O濃度の増加 ... 原因の切り分けは不じゅうぶんだが、 人間活動の寄与 (窒素肥料から土壌微生物による脱窒量の増加、燃焼に伴う窒素酸化物生成) があるだろう。