アメリカ合衆国商務省の監査役(Inspector General)が、Inhofe (インホフ)上院議員からのイギリスEast Anglia大学CRUの電子メール暴露に関連した質問に答えて、商務省の下に属し気象庁に相当する業務を含んでいるNOAA (海洋大気庁)の職員の仕事に不正があったかどうかを調査した報告をしました。次のウェブページにPDFファイルがあります。
http://www.oig.doc.gov/oig/reports/2011/001688.html
NOAAの立場からの説明はここにあります。
http://www.noaanews.noaa.gov/stories2011/20110224_climate.html
報道の例としてはScientific Americanのサイトの記事をあげておきますが、もとはロイター通信です。
http://www.scientificamerican.com/article.cfm?id=noaa-scientists-cleared-in-climate
構造としては立法府からの質問に対して行政府として答弁したものなので、行政府のしたことは正当だという答えになるのは当然といえば当然なのですが、不正があればきびしく指摘することを職務とした監査役の報告ですので、それなりの重みがあると思います。