LIDENデータ (学内むけメモ)

渡来先生が気象業務支援センターから 3回にわたって取りよせた気象庁の LIDEN (雷検知) データ (2017年11月～2022年3月) を、渡来先生と2020-21年度大学院生の渋谷さんによる Python プログラムを増田が少し改造したものによって、 1日ごとの CSV ファイルにした。

(CSVファイルは、対象期間全部まとめた zip ファイルにしてあり、そのサイズは約 200 メガバイトである。ウェブ上には置いていない。使いたい人は増田にたずねてほしい。)

CSVの列は、左から、年、月、日、時、分、秒、緯度、経度、雷多重度、放電種別。

[注意] 時間は世界時 (UTC) であり、日本標準時 (JST) に換算していない。

作図プログラム: 1日ごとの分布

map_liden_kanto.py (日本語文字コード UTF-8) ... 関東地方を中心とする地域の地図 (正距円筒図法) 上に、(世界時の) 1日ぶんの雷の発生位置を、放電種別で色わけしてしめす。青(0)と緑(1)は雲放電、赤(4)は対地放電。
map_liden_kanto_everyday.py (日本語文字コード UTF-8) ... 上と同じ作図をデータのある全部の日についておこなう。

作図プログラム: 1時間ごとの分布

map_liden_kanto_hourly.py (日本語文字コード UTF-8) ... 関東地方を中心とする地域の地図 (正距円筒図法) 上に、(世界時の) 1日ぶんの雷の発生位置を 1時間ごとに放電種別で色わけしてしめす。色わけは上と同様。
- 時間の区分は、放電時刻の「時」のところを読み、そこがたとえば 12 ならば図の表題に「12-13 UTC」と表示している。また、datetime パッケージを利用して時刻を換算し、日本標準時の時刻も表示するようにした。
- ファイルのくぎりが放電時刻ではなく観測時刻であるため、ある日のファイルに、放電時刻が前日の 23:59 であるものがふくまれている。放電時刻の「日」をチェックして、前日のものは除外するようにした。 (のぞましくないことだが、プログラム構成のつごうで、放電時刻の翌日に観測された雷はどちらの日にも図示されない。)

雷の発生位置の地面標高情報を追加

csv に変換ずみの LIDEN データの各時刻の行に、雷の発生位置の地面標高の列を追加する。標高の情報は、 [地形 (標高) データを Pythonで読み、作図する (試作版)] のページであつかった、世界の緯度経度 1分格子の標高・水深データ ETOPO1 から切り出した etopo1_around_kanto.r4l によっている。 (日本国内なので、日本の国の機関による標高データによるほうがよいと思うが、それにはまだ手をつけてない。)

add_elev_20211130.py (日本語文字コード UTF-8)

資料

438.pdf : 気象庁配信資料に関する技術情報第438号 (2016-11-14)