モンスーンとはなにか

--グローバルにみたモンスーン、大気・海・陸間のエネルギー循環--

           増田 耕一
           (2004年現在の所属) 海洋研究開発機構(JAMSTEC) 地球環境フロンティア研究センター(FRCGC) 水循環プログラム

2004年 8月 31日, 横須賀のJAMSTEC本部で行なわれた「海洋科学技術学校」で 講演した際のプレゼンテーション資料を形式だけHTMLにしたものです。 したがって、文章にはなっておらず、ことばは箇条書きです。 また、 図のうち他の人の著作から引用したものの大部分は、 出典名とその中の図の番号だけを示しました。

目次

• 序論: モンスーン(季節風)とはなにか?
• 帯状風系の季節的シフトとしての季節風
• 海陸の熱的コントラストによって作られる循環
• 大気にとっての熱源の大規模な分布という観点
  • アジアモンスーンの特徴: 山岳(チベット・ヒマラヤ)の熱的効果
  • 熱帯モンスーン循環と海陸分布とのずれ
• 参考文献リスト

なお、同じ8月31日に東京で、 梅雨の年々変動に関する研究成果 [冨田智彦、吉兼隆生、安成哲三, Journal of Climate 2004年出版] の報道発表がありました。 このため、事前に予定されていた安成の講演ができなくなり、 その予定内容の一部を増田の講演に含めました。 ただし議論は増田の立場から行なっています。