MediaWiki参考書

Daniel J. Barrett, 2008: MediaWiki. Sebastopol CA USA: O'Reilly. 358 pp. ISBN 978-0-596-51979-7.

MediaWikiのサイトを読む人、書く(ページを作る)人、設定・管理する人、機能拡張する人のための技術情報が詰まっている。多少似たものの技術情報を読み慣れていて、ウェブサイトに簡単にアクセスできる人には有用。

Mizanur Rahman, 2007: MediaWiki Administrators' Tutorial Guide. Birmingham UK: Packt. 269 pp. ISBN 978-1-904811-59-6.

ページを作る方法の紹介が主。その面ではていねいだ。著者はバングラデシュの人。インターネット常時接続できない環境で作業したのではないかと思う。出版社はイギリスのほかインドのMumbaiにオフィスがあり、印刷はアメリカだそうだ。

鎌滝 雅久, 2007: MediaWiki使いこなしガイド。 ソシム。262 pp. + CD-ROM。ISBN 978-4-88337-553-0.

日本語でMediaWikiを詳しく書いた本はこれだけのようだ。ページを作る方法の紹介が主。CD-ROMは、Windows (XPかVista)上でVMWare Player、その上でDebian Linuxを動かして、そこにMySQL、PHP、MediaWikiをインストールするというしかけになっている。オフラインで試みる必要がある人には便利かもしれないが、わたしは使わなかった。MySQLやPHPの説明もあるが、付録CD-ROM以外の環境に設定するためにじゅうぶんではない(ヒントにはなったが)。また書式の説明の細部だが、文字に下線をつけるのに<ins>を使うことを勧めているのは不適切だと思う(<u>もあると言っているが)。

竹添 直樹, 2006: 入門Wiki。毎日コミュニケーションズ。319 pp. ISBN 4-8399-2080-X.

著者はFreeStyleWiki (FSWiki)の作者であり、事例の大部分はFSWikiを使っている。巻末に、他のソフトウェアとの書式比較表があり、そのうちにはMediaWikiもある。

Bo Leuf & Ward Cunningham, 2001: The Wiki Way -- Quick Collaboration on the Web. Addison-Wesley (Pearson Educationの一部), 435 pp. + CD-ROM. ISBN 0-201-71499-X.

Cunningham氏はWikiの元祖「WikiWikiWeb」の作者。Wikiの思想の話と、Cunningham氏がPerlを使って新たに実装したQuickiWikiソフトウェアによる実例。わたしはまだ実質的に読んでいない。

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