http://ukclimateprojections-ui.defra.gov.uk/ui/
UK Climate Projectionsは、イギリスのDEFRA (環境省にあたる役割を含む)のプロジェクト。気候変化軽減策に関する公共および民間の意思決定の根拠を提供する。7年間主にUKMO(気象庁)が働いた。ユーザーインタフェースを作る仕事は、最近2年間、BADCを含むCEDA[1]が担当した。
現在出されているデータプロダクトは「UKCP09」と呼ばれ、気候モデルのアンサンブル実験に基づく確率的なものであり、確率密度関数や累積確率関数で表現される。イギリスの陸上で25 kmの空間分解能、また行政区画や河川流域に対応する値を示せる。確率的なweather generatorを使った統計的ダウンスケーリングにより、5 kmの空間分解能の日別値や時別値(の例)のデータも提供する。
ユーザーインタフェースのシステムは会話型で、ログインして、プロダクトの種類、時間範囲、空間範囲(地域または升目)、気候要素(たとえば日最高気温)、統計量(たとえば累積確率関数)を指定すると図が表示される。違った排出シナリオの予測型シミュレーションどうしを比較することもできる。図をファイルで保存すること(フォーマットはPDF, PNGなど。captionもつく)ができるほか、図化されたのと同じデータをダウンロードすることもできる(フォーマットはNetCDF、CSV)。NetCDFからCSVへの変換にはNAppyというソフトウェア [2]を応用している。地図化にはOGC[3]のWMS (Web Mapping Service), WPS (Web Processing Service)に準拠したCOWS-WMS, COWS-WPSを使っている。