IPCC第4次報告(AR4, 2007年)のための気候データのサポートは、第1部会関係はアメリカのPCMDI[1]が担当し、第2・第3部会関係はイギリスのBADC[2]とドイツのWDCC[3]がIPCC-DDC (Distributed Data Centres)として担当した。ただし、第4次のときは、PCMDIに集められたCMIP3データが第2・第3部会に役立つところまで至らなかったし、IPCC-DDCには気候データ月値以外の参考データがあまり集められなかった。
第5次報告(AR5, 2013年)にも基本的に同じ役割分担で臨むが、第4次の反省のもとに、CMIP5データアーカイブはPCMDIだけでなくBADCとWDCCも関与して共有するようにする。また、BADCとWDCCではCMIP5終了後もデータを保持し、これをもとにIPCC-DDCとして、たとえば次のようなプロダクトやサービスを提供する。