気候モデルに使われる格子系は多様である。CF規約では、緯度経度や地図投影座標の直交格子のほかに、不規則な格子を扱うことが可能である。 しかし、それだけでは、格子系の間の変換方法を知ることは困難である。 GFDL[1]の V. Balaji氏が提案する「Gridspec」は、CF規約への追加案であり、格子系の間の変換をする道具を作りやすくすることをねらっている。 現在GridspecはCF規約(version 1.4)に含まれていないが、NetCDFのversion 4.1のプログラムには、libcfのオプションとして組みこまれた。